10月4日（水）、秋田県林業女性会議は、林業に従事するすべての人が働きやすい経営体の実現に向け、女性の視点で取りまとめた提案書を、秋田県再造林協議会へ提出しました。

県林業女性会議は、林業関係の仕事に携わる女性の意見や視点をもとに、職場環境を改善し、林業に従事する人材確保につなげるため、今年５月に設置されました。

「林業に従事するすべての人が働きやすい職業にするためにどうしたらいいのか」
「子どもや若者に興味をもってもらえる・選択してもらう仕事にするためにはどうしたらいいのか」

県林業女性会議では、これまで、林業関連企業や森林組合などの委員６名で、意見交換や情報収集を重ねてきました。

当日は、県林業女性会議の委員６名による読み上げの後、黒沢林業（株） 代表取締役の齊藤委員から、県再造林協議会の佐藤会長へ提案書が手渡されました。

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【主な提案内容】

①林業従事者の確保のため、林業という職業を知ってもらう活動と林業の魅力発信を関係団体が連携し、活発化すること。

②林業従事者の定着を図るため、従事者１人１人を大事にし、多様な働き方の実現に向けた職場環境を整備できる事業主の育成を図ることと、それが現場で活かされる体制を構築すること。

③林業の業界全体のイメージアップを図るため、事業主の職場環境の改善に向けた取組の見える化を進めること。

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県再造林協議会の参画団体からは、「男女の性別にかかわらず、みんなで秋田の森林を良くしていきたい」「これからの林業は女性なくして発展できない」「安心して働き続ける環境の整備をこれからもっと加速していきたい」といった声がありました。

最後に、佐藤会長から、「これからの秋田の林業が魅力ある職業となるよう、業界一丸となって取り組んでいくことに努める」とのお話がありました。

今後も、よりよい職場環境の整備につながるよう、県林業女性会議は林業関係団体の取組を後押ししていきます。

秋田県林業女性会議とは

女性から見た視点で雇用・就労環境等の現状分析や先進事例の情報を収集し、最終的には従事するすべての人が働きやすい経営体の実現を目指すことを目的とした団体。

秋田県再造林推進協議会とは

「伐って・使って・植える」の循環利用を進め、再造林による森林の若返りと森林資源の確保、炭素固定によるカーボンニュートラルの実現を目標とする林業木材産業関係者で構成される協議会。（参画団体：秋田県森林組合連合会、秋田県木材産業協同組合連合会、秋田県素材生産流通協同組合、秋田県山林種苗協同組合、森林労連秋田県協議会）

お問合せ先

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