安田善八さんの取組を紹介!

  • 平成15年4月に就農し、福岡県八女市の篤農家での研修後、パイプハウス17棟を計画的に活用し、輪ギクの大規模長期出荷体制を確立しています。
  • 平成27年には園芸メガ団地に参画し、更なる規模拡大を図っています。
  • 選花ロボットや結束機を導入することで省力化を図り、シェードや電照、直挿し、無摘心栽培等の技術を駆使しながら、6月から12月までの輪ギクの長期出荷を行っています。また、葉物野菜や洋花類を組み合わせ、年間を通して収入を確保しています。
  • JA花き部会長、秋田県花き生産者連絡協議会きく部会長を歴任し、現在は秋田県花き生産者連絡協議会副会長及び同協議会きく部会の顧問を務めているほか、「男鹿・潟上地区園芸メガ団地」では、若手の指導に当たるなど、地域内外の生産者の手本となっています。
  • キク栽培における卓越した技術やセンスを持ち合わせ、若い生産者が多い男鹿・潟上地区においてモデル的な経営を実践し、地域内外の生産振興に尽力している安田さん。こうした功績が評価され、「令和元年度ふるさと秋田農林水産大賞」において、大賞及び農林水産大臣賞を受賞されています。

 今回の連載では、安田さんへの取材を通して、需要が高まる8月のお盆出荷作型の栽培の流れを追いながら、輪ギク栽培の作業の様子を紹介していきます。

第1回目 定植作業の様子を覗いてきました

親株の管理を行っています

 こちらは「岩の白扇」の親株管理の様子です。

 通常、輪ギク栽培は頂花だけを開花させるため不要なわき芽を早期に除去する摘蕾作業が必要になりますが、「岩の白扇」は不要なわき芽が発生しにくい、いわゆる芽なしギクであり、秋田県においても夏秋系輪ギクの主力品種です。

 このハウスでは、定植する穂を用意するため、冬の間に挿し穂増殖をして、採穂用の親株を育てています。冬期間に暖房機を使用して温度管理に注意しながら育成し、充実した親株となりました。

 

定植準備が完了しました

 定植用ハウスでは4月上旬に施肥や畝立てを行い、支柱立てやフラワーネットを設置して定植の準備が整いました!

定植後の様子をご覧ください

 4月下旬には8月出荷用の輪ギクの定植を行いました。

 この地区では、穂を直接ほ場に植え付ける直挿し栽培を行っています。発根にムラができないよう、温度や水分のこまめな管理が重要になるので、畝をポリエチレンで被覆して土中の水分を保ち、発根を促します。

 次回は、輪ギク栽培に欠かせない摘蕾作業等についてお届けする予定です。

お問合せ

お問合せ先秋田県秋田地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興班
住所〒010-0951 秋田県秋田市山王四丁目1番2号
電話番号018-860-3371
FAX番号018-860-3363

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