しみ大根の煮付け
技術提供者:田村フミ/大館市
厳寒に軒下などで大根を凍らせて作ったしみ大根は、よく味がしみ込みむので、煮付けに用いられます。
保存性があるため、かつては、きなこ飯とともに田植えの頃の料理としても作られました。
材料および分量(約4人分)
しみ大根 | 50g |
身欠にしん | 5本 |
にんじん | 小1本 |
さやいんげん | 6本 |
たけのこ | 7本(缶詰でも良い) |
みそ | 80g |
酒 | 200cc |
みりん | 50cc |
砂糖 | 小さじ2 |
しょうゆ | 大さじ1 |
作り方
- しみ大根は、やわらかくなるまで水にもどす。
- 身欠にしんは、米のとぎ汁に漬けて臭みをとり、やわらかくする。
- しみ大根、見欠にしんは3~4cmぐらいの大きさに切る。
- たけのこは食べやすい大きさに切る。にんじんは乱切り、さやいんげんは4~5cmに切る。
- 調味料を全部合わせた鍋に、見欠にしん、しみ大根、にんじん、たけのこの順に入れる。
- 味がしみこんだら、さやいんげんを入れて2~3分弱火で煮る。
しみ大根の作り方
- 大根の皮をむき、はしが通る程度に茹でる。(用途によって切る)
- 茹でた大根に、細いひもか針金が通るくらいの穴を開けて通し、吊せるようにする。
- 2を戸外で一晩凍らせる。
- 凍った大根は軒下にかけて干す。
- しみ大根は水で柔らかくもどし、煮物、炒め物、汁物に利用する