
森づくり税を活用した森林環境学習
第1回 自然の中での読み聞かせ(森のこりす教室)
学校法人八竜学園は園児とその父兄を対象に、親子での森林体験を通じて自然とかかわる幸せを味わい、感性の豊かな子供の育成を図るため、平成22年6月3日、藤里素波里国民休養地において、ブナ林の観察や、木に関する絵本の読み聞かせ、ハープやフルートの演奏などを実施しました。
当日は、森林インストラクターから、樹木が環境に与える影響について聞いたあと、木に聴診器を当てて音を聞いたり、フォークダンスやホオノキの葉っぱでお面を作るなど素波里の大自然を満喫しました。
森のお話の様子

「これが、ホオノキの葉っぱです。」大高森林インストラクターによる森のお話です。
森林インストラクターによる木の体操

参加者みんなで、「木の体操」をしました。「頭が丸い形は広葉樹。」
葉っぱでお面を作りました

ホオノキでお面を作りました。大きい葉っぱでびっくりしました。
樹木の音を聞いてみました

聴診器で木の音を聞くのは初めての体験です。どんな音がするのでしょう。
絵本の読み聞かせの様子

童謡と童話のつどい「グループ風」谷京子先生によるお話がはじまりました。
森の演奏会の様子

ハープとフルートによるやさしい音色が森の中に響き渡りました。
曲目は、浜辺の歌、大きな古時計、シャボン玉、森の音楽家の4曲でした。
絵本の読み聞かせの様子

三種ミュージカル監督でもある岩谷作一先生によるお話です。
みんなでシャボン玉を飛ばしました

シャボン玉に光が反射してとってもきれいです。風に吹かれて、まるで音符のように見えます。
キノコの植菌体験について
森づくり提案事業は、森林の手入れや森林の中で行う体験活動や自然観察会など、森づくりへの関心を高め、県民参加の森づくりを推進する取り組みについて支援します。
例えば
- 植樹、下刈り、枝打ちなどの森林の保全活動
- 子供達を対象とした森林教室
- 間伐材などを利用した木工教室
などです。
平成23年度森づくり提案事業の募集期間は、平成22年12月1日~平成23年2月10日までとなっております。1団体あたりの補助上限は40万円です。事業提案がありましたら、是非ご活用ください。
第2回 植樹体験活動
森林の持つ役割や、自然の恩恵、ふるさとの森林づくりを学ぶため、平成22年9月30日、森づくり税事業を活用し八森中学全校生徒99名によるブナの植樹体験(110本)が校舎裏山を会場に実施されました。
当該事業は、地域の自然環境に触れる、ふるさとと共に生きることをテーマとした総合的な学習の時間に位置づけられております。
当日は、NPO法人白神ネイチャー協会会員の方々による、植樹指導、道具の使い方の指導が行われました。
道具の使い方について指導

NPO法人白神ネイチャー協会の方から道具の使い方を教わりました。殆どの生徒は鍬を初めて使うようです。
植樹の仕方について指導

植穴を掘ったら、いよいよ植樹です。植え方について説明がありました。
植樹の様子

土が結構硬いため、植穴を掘るのは意外と難しいようでした。
植樹後、支柱を設置

植樹終了後、生徒各々が願いを込めて書いた支柱をたてました。
植樹後、学年毎に記念撮影

110本の苗木の植え方を終了後、学年毎に記念撮影しました。
森林環境保全推進員による広報活動

生徒へインタビューを実施しました。
すばらしい景色です!!!

植樹場所から見える景色は絶景です。
植樹場所までは、きつい傾斜が続きますが、ちょっと立ち止まって振り返ってみると、とてもきれいな景色が眼下に広がります。
森づくり税事業を活用し、次代を担う子供達が、森林の持つ様々な公益的機能や森林環境に関する正しい知識等を習得できることから、学校側から大変喜ばれています。
当該事業を利用した八森中学校の生徒達は、先輩方が植えた苗木の生長を見届け、自らも植樹し、又次へと繋いでいきます。毎年少しずつの活動が貴重な森林を育てることに繋がっています。そして、生徒達が学校を巣立ってから数年後、成長した木を見ながら思い出を語りあうことでしょう。
こうした事業が、森林を大事にすること、ふるさとを思うことなどストーリーを生むことにも活用されています。
取材協力:学校法人八竜学園
お問合せ先
お問合せ先 | 秋田県山本地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興チーム |
住所 | 〒016-0815 秋田県能代市御指南町1番10号 |
電話番号 | 0185-52-2161 |
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