林業 能代市

風の松原に守られる人々の会の会員は、松を松くい虫の害から守る活動の一環として毎年薬剤の「樹幹注入」を実施しています。今年も能代市内の会員約20名が中心となり、能代公園下テニスコート周りのクロマツ4本に樹幹注入を実施しました。

松林があることによって、風や飛砂から人々は守られているということを実感できる大事な活動です。
こうした活動によって、松は松くい虫の害から守られ、いきいきとしています。

第1回 樹幹注入の様子

開会式の様子

活動にあたり鷲尾会長より一言。

薬剤の注入の仕方について説明

薬剤は松の胸高直径10~15cmに1本使用するそうです。

池田薬品と、森林組合の方々が講師となり、薬剤の注入の仕方を指導してくれました。

胸高直径:立木の太さを表し、山側の根際から高さ1.2mの部分の幹の太さ

講師の方が穴あけの位置と深さを指導してくれました。松は樹皮が厚いので皮と皮の割れ目の所に穴をあけます。

注入作業の様子

松の木1本目を講師の方々に指導して頂き、残り3本は会員達によって注入作業が行われました。

斜めになっている松は意外と難しいようです。

注入後の様子

この松はかなり太く、薬剤を20本以上使いました。樹幹注入した日はかなり寒かったので、松が薬剤を吸い上げるのに時間がかかると判断し、翌日容器を撤収し、注入穴に雨水が入るのを防ぐため栓をしました

注入した薬剤の効能について

1度注入すると、約5年は薬が効いているとのことです。

取材協力:風の松原に守られる人々の会

お問合せ先

お問合せ先秋田県山本地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興班
住所〒016-0815 秋田県能代市御指南町1番10号
電話番号0185-52-2161
FAX番号0185-54-8001

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