農業 仙北市

当管内にある仙北市では、高齢化や、後継者不足等により、園芸作物の生産振興が停滞気味となっています。

このため、平成23年度から仙北市、JA秋田おばこ、仙北地域振興局農林部が連携して「高冷地野菜等生産団地プロデュース事業」(仙北地域振興局地域施策推進事業)を実施し、新たな園芸産地の育成に取り組んでいます。

展示ほ場の設置(2ha)による業務用白菜の生産・経営体制の確立やマーケティング戦略による付加価値を高めた有利販売の実証、取組農業者の育成・確保と組織化などを推進し、魅力ある産地づくりを目指してただいま邁進中です。

第1回 業務用白菜の一連の作業について

定植を待つ白菜苗の様子:6月上旬

JA育苗センターで播種・育苗した苗の様子です。面積の半分は人力、半分は機械で定植を行います。
※定植とは
育苗した苗をほ場に植え付けることです。

定植の様子①(人力):6月中旬

地域のおかあさんたちが1つ1つ丁寧に植え付けます。この日はあいにくの雨模様で、皆さん合羽を着て頑張りました。

定植の様子②(機械):6月中旬

機械(半自動移植機)を操作する人、苗を供給する人の2人組で作業を行います。ぶな森のような傾斜地でも1日で20aくらいの面積を定植できます

定植後の様子①:6月下旬

年は定植後に適度な降雨があり、活着も順調に進みました。

活着とは

根がしっかり根付いて、作物が生長し始める状態を言います。

定植後の様子②:7月上旬

葉の枚数がだいぶ出てきて、葉の大きさも大きくなってきました。

定植後の様子③:7月中旬

もう少しすると結球が始まります。

結球とは

葉が重なり合って球状になっていくことです。

結球期:8月上旬

いよいよ収穫できるまでもうすぐです。頭を押して硬くなってきたら穫れ頃です。

収穫しました:8月中旬

定植してから約2ヵ月で美味しそうな白菜のできあがります。この白菜は後にキムチに生まれ変わります。

高原野菜を皆さんの食卓に…

ぶな森で収穫された白菜は、「ご飯がススムくん」でおなじみのキムチ漬けに使用されており、全て契約栽培(株式会社ピックルスコーポレーション)により安定供給されておりますので、スーパーで見かけたときは是非買って食べてみてください。

お問合せ

お問合せ先秋田県仙北地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興班
住所〒014-0062 秋田県大仙市上栄町13番62号
電話番号0187-63-6111
FAX番号0187-63-6104

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