冷やがけそばができるまで〜羽後町のそば〜
そば屋の老舗が多く「冷やがけそば」が有名な羽後町では「そば(子実)」の栽培も盛んであり、昨年度は約211haで栽培されています。
羽後町におけるそば栽培の取組は、平成9年から始まり(6名・12ha)、その後、「羽後町そば栽培研究会」や「有限会社馬音農場」等の作業受託集団が組織されたことにより急速に栽培面積を拡大してきました。現在は「農業生産法人株式会社そば研(前羽後町そば栽培研究会)」が中心となり、種まきから収穫・乾燥調製・製粉までの工程を一貫して行うとともに、独自の販路開拓・商品開発に取り組んでいます。
また地産地消の取組も進められており、羽後町産のそばは、平成16年に開業した農家レストラン「彦三」等で提供されています。
毎年10月には羽後町が主体となった「新そばまつり」も開催されています。
第1回 秋そばの種まき作業が始まっています
種まき作業の様子
種まき作業は7月下旬頃から始まります。
この時期のそばは9月末~10月頃の収穫となり、いわゆる「秋そば」と呼ばれています。
そばの種子
品種は「にじゆたか」です。
従来の品種に比べ麺の味や香り、硬さや弾力性が良く加工業者から高い評価を得ています。
排水対策もしっかり行っています
そば栽培においては、排水対策が重要になります。
ここではサイドリッチャーというアタッチメントを機械につけて、種まきと同時に排水を促す溝を作っています。また、肥料も種まきと同時に散布されます。
取材先:農業生産法人株式会社そば研
お問合せ
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