「ぶな森」における放牧養豚
仙北市(旧田沢湖町)と北秋田市(旧阿仁町)との境に位置する仙北市田沢湖玉川には、「ぶな森」という広大な自然が広がっています。県有地である「ぶな森牧場用地」の利用については、草地や畑作として利用を希望する方への貸付が行われており、平成29年から、(株)田沢湖自然ファームがこの牧場用地を活用した「放牧養豚」を行っています。
「放牧養豚」とは、放牧地での放し飼いにより豚を育てることで、県内では唯一、田沢湖自然ファームだけが行っている取組です。「ぶな森」の自然の中でストレスなく健康に育った放牧豚は、田沢湖の自社レストラン「欧風食堂kaede」で提供されています。
第1回 放牧が始まりました!
放牧場の様子です。休息所でお昼寝をする豚、放牧場内を走り回る豚・・・放牧場の中で、豚たちはのびのびと生活しています。
水をたくさん飲みます
放牧場には水飲み場も完備。水をたくさん飲んで、暑さをしのいでいます。
のびのび育つ
放牧開始時の豚は80~90日齢ほど。170~180日齢になる9月下旬~10月上旬に出荷されます。一般的な養豚よりも肥育期間が長く、豊かな自然の中でじっくりと育てられます。
放牧養豚ならでは
こちらは黒豚…ではなく、雨の日に泥だらけになった豚の姿です。
こうした姿も、自然の中だからこそ見られるものです。
第2回 放牧が行われています!
順調に育っています!
写真左上が7月上旬、下が8月上旬の豚です。約1カ月で背が高くなり、おなかの周りも大きくなったことが分かります。
穴掘り中
豚には穴を掘る習性があります。土が冷たいのか、掘った穴の上でくつろぐ豚もいます。
ひと休み中
休息所でひと休み。大きく成長したので、ちょっぴり狭そう…?
さらに大きくなりました
こちらは9月下旬の豚のようす。肩、腹、尻にお肉がついて、8月上旬からさらに体が一回り大きくなりました。放牧期間も残りわずか。10月から順次、出荷される予定です。
第3回 出荷が行われています!
ぶな森にも秋がやってきました
10月中旬、朝晩の冷え込みとともに、ぶな森の木々が色づき始めました。
いよいよ出荷です
10月になり、いよいよ豚たちの出荷が始まります。左上が7月上旬の放牧開始直後、右下が10月中旬の出荷前の様子です。柵の編み目と比較してみると、豚がとても大きくなったことが分かります。
追い込みを行っています
出荷のトラックに乗せるため、豚をトラックまで追い込んでいきます。
追い込みも一苦労
追い込みする中、走って逃げようとする豚たち。走るのが速く、力も強いので、大変な作業です。
出荷前なのに・・・
追い込みで騒がしい牧場内で、のんびりと寝る豚もいます。スヤスヤと寝ていますが、時折「ブー」といういびきが聞こえてきます。
やっとトラックの前へ
やっとのことで豚をトラックの前に追い込みました。
トラックへ乗せていきます
数頭ずつ豚をトラックに乗せていきます。約3ヵ月の放牧生活も、これで終了です。
取材協力:(株)田沢湖自然ファーム
お問合せ先
お問合せ先 | 秋田県仙北地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興チーム |
住所 | 〒014-0062 秋田県大仙市上栄町13番62号 |
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