ひばり野まごころ「ひばり野オクラ」(県南:雄勝地域)
「ひばり野オクラ」の生産地である羽後町は、日照量が多く、オクラの施設栽培に適した地域です。「ひばり野オクラ」は昭和51年に生産が開始され、羽後町は県内有数のオクラ産地として、オクラの食文化を確立しました。「ひばり野オクラ」は実が大きく、柔らかく、よく粘るのが特徴です。出荷量は毎年300万本を超え、全て県内で流通・取引されています。
通常のオクラは、開花から1週間程度で全長6~7cmとなり収穫適期になりますが、「ひばり野オクラ」は、同期間で全長10~12cmまで生長し、通常より短期間で柔らかいオクラになります。露地栽培されている大きいオクラは収穫日数が長期間になるため、筋張って堅いと敬遠されがちですが、「ひばり野オクラ」は大きくても柔らかいため、高い市場評価を得ており、他産地のオクラと比較して3~5割程度高値で取引されています。
昭和60年から試食販売キャンペーンを行っており、生産者自らが販売者となって「ひばり野オクラ」のPRを行っています。2017年には「ひばり野オクラ」が県内で2番目の地理的表示保護制度(GI)登録産品となり、社会的評価も高まっています。
定植作業が行われています!
発芽したオクラの苗
移植栽培を行うため、ポットへ種まきをして育苗します。3~4日程度で発芽します。
育苗の様子
電熱線を利用し、地温の確保に努めます。
また、乾き過ぎないように細心の注意を払って水管理を行います。
育苗巡回で技術向上
組合員全戸のハウスを巡回します。生産者個々の栽培技術の向上と組織全体のレベルアップを図ります。
定植直後のオクラ
種まきから30日後、1株あたり3~4本定植します。
オクラは寒さに弱いため、昼間は30℃程度、夜間は20℃程度で管理し、生育の促進を図ります。
第2回 収穫作業が行われています!
定植後の様子①
定植2週間後の様子です。
ハウス栽培では節間が伸びやすいため、控えめな水分管理で節間の徒長を防ぎます。
定植後の様子②
定植1ヵ月後の様子です。草丈は70㎝程度まで生長しています。
開花の様子
定植後30~40日程度で開花を迎えます。
オクラはアオイ科に属しており、美しい花をつけます。
着果の様子
開花後3日程度で結実し、1週間程度で収穫可能になります。盛期には1日に2回収穫を行います。
ほ場巡回の様子
全戸巡回し、栽培技術の高位平準化を図ります。
市場関係者も同行し、出荷時期や数量について検討を行います。
出荷作業の様子
収穫後は素早くパック詰めされます。品質保持のため、予冷が欠かせません。
GI認証「ひばり野オクラ」
オクラで地理的表示保護制度(GI)の認証を受けたのは「ひばり野オクラ」が初めてです。
6月上旬から本格的に出荷が始まりました。
地理的表示保護制度(GI)とは
生産地等の特性が品質等の特性と深く結び付いた農産物の名称を知的財産権として登録し、保護する制度のこと。国際的に広く認知されており、世界100カ国を超える国で保護されています。
県内のスーパーでお求めいただけます
6月上旬~8月上旬まで県内の「いとく」、「マックスバリュー」、「グランマート」等で販売されています。羽後町の特産品である夏の味覚を是非ご賞味ください。
第3回 ひばり野オクラの販売促進活動が行われています!
集結!ひばり野レディ
「新成園芸組合婦人部」の方々です。
販売促進キャンペーンのために集結しました。
ひばり野オクラ販売の様子
店頭で並ぶひばり野オクラ。
新しくなったパッケージには「GIマーク」がプリントされています。
試食販売が行われています
オクラとちくわを使ったシンプルな料理です。お弁当などに最適です。
販売促進活動の様子
県内スーパーでの試食販売の様子です。
「ひばり野オクラ」の軟らかい食感が好評でした。
笑顔で魅力を伝えます
笑顔満点ひばり野レディです。
生産者自ら「ひばり野オクラ」の魅力を消費者へPRします。
お問合せ
お問合せ先 | 秋田県雄勝地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興チーム |
住所 | 〒012-0857 秋田県湯沢市千石町二丁目1番10号 |
電話番号 | 0183-73-5180 |
FAX番号 | 0183-72-6897 |
取材協力:JAうご 新成園芸組合