鹿角市 農業

「しぼり大根」は、鹿角市八幡平松館集落に古くから栽培されている地大根です。根部からの『絞り汁』には独特の風味と極めて強い辛味があり、おろし専用の大根として秋田県を代表する地域特産品の一つになっています。

この「しぼり大根」には百年以上の歴史がありますが、鹿角地域でも栽培しているのは松館集落だけで、その理由は、他の地区で植えても「しぼり大根」独特の辛さが出ないためと言われています。

元来「しぼり大根」は11月頃に収穫していましたが、夏季の薬味としての需要の高まりから、夏どりが望まれるようになりました。そして近年、夏どり作型が確立されたので、その作型を紹介します。
夏どり作型は、6月中旬頃には種をして、8月中下旬に収穫を行います。

第1回 は種(種まき)作業について

「しぼり大根」の種

とても小さな種です。この種を機械で1カ所3~4粒播きます。品種は、「あきたおにしぼり」です。 (6月11日)

は種用機械

前輪の回転に連動して、中央部から種が落ちます。

播種の様子

畝の上を播種用機械を押して播種します。(6月11日)

用語解説「畝(うね)」

作物を植えつけたり種をまいたりするため、畑の土を幾筋も平行に盛り上げた所

畑の持ち主の山崎さん(左)とJA営農指導員(6月11日)

発芽の様子

播種後、5日程度で芽が出てきます。(6月16日)

取材協力:鹿角市八幡平字松館 山崎 純二 さん

お問合せ先

お問合せ先秋田県鹿角地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興チーム
住所〒018-5201 秋田県鹿角市花輪字六月田1番地
電話番号0186-23-2123
FAX番号0186-23-7069

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