白神みょうが
あきた白神農協管内で生産される「みょうが」は栽培面積約140haで全国1位、出荷量で全国3位を誇る産地です。能代市では、戦後まもなくから本格的な栽培が始まりました。
「みょうが」は一度植え付けると数年間は収穫できます。作業は間引き、追肥、農薬散布等があり最も手間がかかるのは収穫調整作業です。畑の中ではいつくばっての収穫、自宅での水洗い、脱水、選別、パック詰めまで全部手作業で行われます。この収穫作業は「おばあちゃんパワー」が大活躍しています。
主な出荷先は京浜市場です。あきた白神農協みょうが部会では高単価を目指し、「その一粒が産地を潰す!」を肝に銘じ高品質みょうがを出荷しています。
第1回 萌芽が始まりました
全面にしきわらをします
「みょうが」の色つやを良くするため、土の乾燥を防止するようほ場全面にしきわらをします。
早だし栽培は古ビニール被覆をします(4月18日撮影)
早だし栽培をする場合は、地温を高めるため古ビニール等をしきわらの上から覆います。
地温15℃で芽が動き出します(5月8日撮影)
「みょうが」の崩芽温度は15℃です。例年4月末から5月上旬にかけて萌芽が始まります。
崩芽が始まりました(5月23日撮影)
今年は4月末から萌芽が始まりました。
第2回 そろそろ間引きをしましょう
混み合わないように6葉期に間引きをします(6月30日撮影)
株間が混み合わないように6葉期に間引きを行います。根を傷つけないように垂直に一気に引き抜きます。
間引き間隔はこぶしが入る程度に(6月30日撮影)
株間はこぶしが入る程度の間隔にします。
第3回 根茎腐敗対策は万全に
排水対策が第一(雪解け後の作業です。)
「みょうが」の重大病害である根茎腐敗病は排水条件が悪いほ場で発生する傾向にあります。したがって排水対策が最も重要な対策です。
根茎腐敗病被害の様子
根茎腐敗病に感染すると茎の根元が腐れ、倒伏します。「みょうが」も飴色に腐れているものが多いため出荷はできません。誤って出荷するとクレームの原因になります。
第4回 収穫期になりました
そろそろ収穫です(7月23日撮影)
そろそろ「みょうが」が顔を出してきました。葉数12枚で収穫期になります。
生育調査で収穫期の判定を行います(7月23日撮影)
JA、市農業技術センター、普及指導課で毎月1回調査しています。
収穫期になると生産者へ周知します。
第5回 白神みょうが出荷
「白神みょうが」が東京のスーパーなどへ出荷されます(7月31日撮影)
出荷市場は主に首都圏市場、その他に仙台や札幌市場に出荷されます。
クレームが出ないように細心の注意を払い出荷されます。
「その一粒が産地を潰す!」を肝に銘じて!
「白神みょうが」が東京のスーパーなどへ出荷されます。(7月31日撮影)
取材協力:JAあきた白神農協管内の農家 さん
お問合せ先
お問合せ先 | 秋田県山本地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興チーム |
住所 | 〒016-0815 秋田県能代市御指南町1番10号 |
電話番号 | 0185-52-2161 |
FAX番号 | 0185-54-8001 |