農業 秋田市

秋田市雄和地区では、平成14年にダリアを推進品目として選び、切花栽培をスタートしました。平成15年から2名で市場出荷が始まり、平成20年には旧秋田市、河辺地区にも広がり、生産者は18名に増加しています。

ブライダルや装飾花としての需要拡大が期待されており、関東・関西方面の市場で高い評価を得て多くの出荷が求められています。JA新あきたでは平成19年に生産拡大プロジェクトを開始し、生産拡大に向けた取り組みを行っています。

第1回 ダリアが定植されました!

定植前研修会の様子

6月上旬に行われた定植前研修会の様子です。今年から栽培を始める方も多く、秋田国際ダリア園の鷲沢園長の説明を熱心に聞いています。

ダリアの球根

ダリアの球根です。
この中にきれいな花を咲かせる力を秘めています。

定植の様子

6月中旬に定植が行われました。

ダリアの芽の様子

ダリアの芽が出てきています。
「順調に育ってね」

摘心作業の様子

7月上旬には、JAなどといっしょに巡回指導を行いました。
「このくらい育ったら、こうやって摘心するんだよ」

用語解説 摘心(てきしん、「摘芯」とも書く)

側枝の発生を促すため、芽先をつみ取ること。

摘心されるダリアのアップ(3枚組)

摘心は、下から3節程度残して生長点をつみ取ります。

第2回 ダリア生育中!

6月中旬に定植されたダリアは、生育期となっており、9月10日ごろから出荷が始まる予定です。

分枝の発生(7月中旬)

7月上旬に摘心したところから、分枝が出てきました。

分枝の伸長(7月下旬)

 分枝が伸びてきました。

分枝の摘心(7月28日)

発生する分枝の数を増やすため、伸びてきた分枝をさらに摘心します。

ダリアの成長(8月1日)

2回めの摘心で発生した分枝も伸びてきました。

ダリアの成長(8月8日)

1日約2~3cmのペースで伸びています。

ダリアの成長(8月18日)

 ぐんぐん伸びています。

研修会の様子(8月19日)

研修会を行い、芽の整理の仕方や追肥など、これからの栽培管理について確認しました。

第3回 ダリア出荷中!

秋田のダリアは9月上旬から出荷がはじまりました。主に関東、関西の市場に出荷されています。

開花 (9月9日撮影)

青空のもと、燦然(さんぜん)と輝くダリアの花。
美しいです。

視察研修(9月5日撮影)

出荷開始に先立ち、山形県東置賜郡に視察に行きました。
同じ東北の中の大産地を視察して、刺激を受けました。

目揃い会(9月12日撮影)

9月12日に目揃い会が行われました。
どのくらい花が開いた状態で収穫するか、箱詰めはどうやってするのか等について確認しました。
本格的な出荷がスタートです。

黒蝶(こくちょう) (9月17日撮影)

いちばん人気の品種です。

電照栽培 (9月19日撮影)

露芯花(ろしんか)が発生して品質が低下する原因となります。
そのため、電照栽培により日長を長く保つよう取り組んでいます。

露芯花(ろしんか)

花びらが少なくすぐに中心部が見えてしまうこと。ボリューム感がなく商品価値が大きく下がります。

収穫 (9月29日撮影)

花の咲き具合と長さを見ながら収穫していきます。

箱詰め

中大輪の品種で1箱に20本入れられます。

あきたのダリア (10月2日撮影)

出荷されていく「あきたのダリア」です。
出荷は11月上旬まで続きます。

取材協力:JA新あきた花き部会 さん

お問合せ

お問合せ先秋田県秋田地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興班
住所〒010-0951 秋田県秋田市山王四丁目1番2号
電話番号018-860-3371
FAX番号018-860-3363

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