農業 羽後町

そば屋の老舗が多く「そば」どころとして有名な羽後町では、「そば(子実)」の生産も盛んで、180haを超える面積で栽培が行われております。「そば(子実)」の栽培は、米の生産調整が拡大するにつれて増加し、特に、山間地域の重要な転作作物として定着しています。

栽培作業は、羽後町そば栽培研究会が中心となって、「は種」から「収穫」までの作業を請け負って行われ、生産された「そば(子実)」は研究会が自家製粉し、会員農家が営業する農家レストラン「彦三」で提供されています。

また、平成19年度から地元産そばを原料にしたそば焼酎「羽後の郷」を新たな特産として誕生させており、生産からそばの活用まで一貫した地産地消活動を積極的に進めています。

第1回 特産「そば」のは種作業が始まりました。

そばのは種作業の様子(7月17日撮影)

そばのは種作業は、トラクターで効率的に行われています。

作業は農業法人「(有)馬音農場」のメンバーが主体的に行っています。

作業機械は種アタッチの様子(7月17日撮影)

は種作業は、トラクターには種アタッチを装着し行います。

山間地域でのは種作業風景(7月17日撮影)

そばは山間地域に多く作付され、耕作放棄地防止の有力な転作作物として定着しています。

第2回 特産「そば」の花が開花中です。

「そば」の開花風景(9月5日撮影)

7月中旬頃は種した「そば」は現在開花中です。

のどかな農山村のいたる所で白い花がほ場一面に咲いている風景を、町内各地で見ることができます。

「そば」の可憐な花(9月5日撮影)

現在まで生育は概ね順調で、花はこの後茶色の実となります。

約1ヶ月後の収穫が今から楽しみです。

取材協力:羽後町そば栽培研究会 さん 羽後町役場農林課 さん

第3回 こうして「そば」はつくられます~そばの手打ち作業

「そば」の収穫(10月21日撮影)

「そば」の収穫は10月頃から始まります。

「玄そば」として大部分が県外に出荷されていますが、一部は地元で製粉され消費されています。

水回し作業(10月25日撮影)

そば粉と小麦粉に、粉重量比の40%の水を少量ずつ加えていきます。

両手に粉を含み摺り合わせながら粉に少しずつ水分をなじませます。

くくり作業(10月25日撮影)

粉をひとつにまとめて、外側から内側へと練り込むように捏ねます。

表面が人肌の柔らかさになったら完成

のし作業(10月25日撮影)

鏡餅のようなかたちに伸ばしたら、打ち粉をふります。

綿棒で丸めたり、伸ばしたりしながら、数ミリの厚さになるまでのばします。

切り作業(10月25日撮影)

のばし終わったら打ち粉をまんべんなくふってから、まな板の大きさに合わせて折り、添え板をして切り分けます。

イベントでの試食風景(10月25日撮影)

のばし終わったら打ち粉をまんべんなくふってから、まな板の大きさに合わせて折り、添え板をして切り分けます。

農家レストラン「彦三」(1月23日撮影)

羽後町産そばを使用した「そば会席」や伝統食の「冷やがけ」などを提供。

あえて看板を掲げていませんが、大勢のお客でにぎわっています。

取材協力:羽後町そば栽培研究会 さん

第4回 夏そば「キタワセソバ」の播種作業が始まりました。

本年度は、課題となっているそばの収量・品質アップのために、収穫時期の早い品種(キタワセソバ)の新規作付け、そば圃場の排水対策のための傾斜地造成展示圃の設置(雄勝地域振興局農林部普及指導課の実証試験)、新品種開発のための試験研究機関への協力(東北農業研究センタ-現地品種試験の展示圃設置)などに関係者が一丸となって取り組んでいます。

このうち2つの展示圃については、9月17日に羽後町で開催された「平成21年度東北ソバ産業開発フォ-ラム」(東北農業研究センタ-・東北農政局主催)において東北各地のそば生産者及び関係機関の方々に現地紹介しました。

栽培作業は、「羽後町そば栽培研究会」が中心となって、播種から収穫までの作業を請け負って行われているほか、生産された「そば(子実)」は研究会で自家製粉し、平成16年に会員農家が開業した農家レストラン「彦三」で提供されております。

そばの播種作業の様子(6月5日撮影)

そばの播種作業は、トラクターにより効率的に行われております。

作業は農業法人「(有)馬音農場」のスタッフが主体的に行っております。

「(有)馬音農場」の若手スタッフ(6月5日撮影)

作業は20代・30代の若手スタッフが中心となって行います。

播種前の準備作業風景です。

作業機械播種アタッチの様子(6月5日撮影)

トラクターに装着した播種アタッチ部分です。

キタワセソバの種子(6月5日撮影)

夏に収穫できるキタワセソバの種子を播種アタッチのタンクに入れた様子です。

キタワセソバの栽培は本年から始めました。

山間地域での播種作業風景(6月5日撮影)

そばの作付は山間地域に多く、耕作放棄地防止の有力な転作作物として定着しております。
(撮影場所:羽後町上仙道地区)

第5回 羽後の郷に「キタワセソバ」の花が咲きました!

そばの生育状況①(6月22日撮影)

播種してから17日後の発芽の様子です。

子葉(双葉)の間から本葉が展開しています。

そばの生育状況②(6月22日撮影)

キタワセソバを播種した圃場の風景です。

そばの生育状況③(6月29日撮影)

播種24日後の生育状況です。

圃場がそばで緑一面に覆われています。

キタワセソバの開花風景①(7月8日撮影)

6月5日に播種したキタワセソバの花が咲き始めました。

キタワセソバの開花風景②(7月14日撮影)

キタワセソバの花が盛りを迎えています。

そばの花と蝶(7月14日撮影)

花に誘われて、いろいろな虫たちがやってきます。

盛夏のそば圃場(7月14日撮影)

山間部(上仙道桧山地区)の夏のそば圃場風景です。

第6回 そばの展示圃(その1)を紹介します。〔課題〕傾斜化圃場造成によるそばの安定生産

サブソイラによる排水対策(6月8日撮影)

そばは排水の悪い所が苦手なので、種を播く前に圃場を改良します。

サブソイラにより地下に排水を促す溝(暗渠)を掘ります。

ボトムプラウによる耕起(6月24日撮影)

暗渠施工した圃場をボトムプラウ(鋤)により耕しています。

バ-チカルハロ-による整地(7月6日撮影)

ボトムプラウにより耕した圃場をバ-チカルハロ-により整地しています。

レーザーレベラーによる圃場の傾斜化(8月18日撮影)

レーザーレベラーを使用して傾斜化圃場を造成(ほ場を100mで10cmの傾斜)し、多雨時の表面排水を迅速かつ効果的に行います。

傾斜化圃場のそばの生育状況(9月1日撮影)

圃場を傾斜化したことにより、まとまった降雨後の排水も良好で、8月18日に播種したそば(品種:階上早生)の生育は順調です。

第7回 そばの展示圃(その2)を紹介します。〔課題〕そば新系統「東北1号」の栽培特性現地試験

播種作業風景(8月12日撮影)

東北農業研究センター育成の新系統「東北1号」の現地試験圃場(羽後町大戸)です。

展示圃の生育状況①(9月1日撮影)

展示圃の生育状況①(9月1日撮影)

展示圃の生育状況②(9月11日撮影)

播種30日後の生育状況です。

東北農業研究センター、そば栽培研究会、(有)馬音農場、役場農林課等の関係者で生育を確認しています。

東北ソバ産業開発フォーラム現地視察(9月17日撮影)

「東北1号」現地試験圃場を出席者約90名に紹介しました。

「東北1号」の結実状況(9月24日撮影)

開花時期がほぼ終期を迎え、早いものは結実し登熟が始まっています。

第8回 「有限会社 馬音農場」の若手スタッフ…今日も活躍中!

作業オペレ-タ-として活躍(6月5日撮影)

播種作業前のミ-ティング風景です。

知事と県民の意見交換会①(8月19日撮影)

そば研究会役員と(有)馬音農場の若手4名が、佐竹知事と活発な意見交換を行いました。(羽後町明治交流施設「かしわ館」にて)

知事と県民の意見交換会②(8月19日撮影)

そばの生産振興に関する日頃の想いを知事に語りました。

東北ソバ産業開発フォ-ラムでの現地説明(9月17日撮影)

そば新系統「東北1号」現地試験圃場の設置状況及び生育状況の説明は、(有)馬音農場の若手スタッフが行いました。

収穫作業真っ盛り!(9月24日撮影)

「階上早生」の収穫時期が最盛期を迎え、4台のコンバインがフル回転中です。(撮影:仙道地区)

第9回 「収穫新そば祭り」が開催されました!

オ-プニングセレモニ-(10月25日撮影)

主催する羽後町収穫新そばまつり実行委員会 猪岡専一会長のあいさつです。

新そばの手打ち作業(10月25日撮影)

大勢の人が実行委員会スタッフとして協力しました。

そば打ち体験講習(10月25日撮影)

希望者には、スタッフが無料でそば打ち体験講習を行いました。

そば餅まき大会(10月25日撮影)

そば餅を振る舞っている様子です。大盛況でした。

そば栽培パネル展(10月25日撮影)

そばの播種から収穫までの生育や作業の様子をパネル写真で展示しました。

県職員そば打ち職人も応援(10月25日撮影)

実行委員会の要請に応えて、県内各地から集結した県職員およびOBも新そばまつりに全面的に協力しました。

晩秋のそば収穫作業風景①(11月6日撮影)

作付面積が約190haに及ぶそばの収穫作業も最終段階に入っています。
(撮影:田代地区)

晩秋のそば収穫作業風景②(11月6日撮影)

この時期は、晴天時を見計らっての作業となります。

取材協力:羽後町そばー栽培研究会
農業法人(有)馬音農場
羽後町役場農林課

お問合せ

お問合せ先秋田県雄勝地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興班
住所〒012-0857 秋田県湯沢市千石町二丁目1番10号
電話番号0183-73-5180
FAX番号0183-72-6897

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