農業 能代市

能代市生活研究グループ連絡協議会(会長 石川テイ子 会員26人)は、消費者に安全・安心・環境に配慮した野菜栽培の取り組みを知ってもらうため、6月から11月まで「ふれあい朝市」を定期的に開いています。また、生産者と消費者が相互交流することをねらいとした実践ほ場「畑の学校」事業を実施しています。

畑を耕し肥料をまき、種まき、農薬散布、雑草取り、土寄せ等全ての作業を説明しながら、一般募集された消費者(11人)とともに収穫する喜びを感じるように生活研究グループ員が、共同作業を実施します。

その取り組み状況を作業にあわせてお伝えします。

第1回 畑の学校の顔合わせ会及び事業説明会など

写真1 顔合わせ会と事業説明会(4月22日撮影)

消費者と生産者の顔合わせ会で自己紹介をしました。どんな野菜を作るのか真剣に話し合いました。

写真2 種芋には切り方があるんです(4月22日撮影)

次からは直接畑に集合することになるため、畑のある場所へ移動して現地確認をした後、早速、ジャガイモを植えました。

写真3 種芋はこのように置いていきます(4月22日撮影)

写真4 鍬の使い方を手をとり教えています(4月22日撮影)

写真5 菜の花を摘んでいます(4月22日撮影)

帰る際に農家から菜の花をいただきました。早速、今晩の食卓の一品に添えることにします。

これがきっかけとなり、参加者相互に親近感がわいたようでした。

第2回 1回目畑の学校(5月12日開催)

写真1 ジャガイモの葉っぱがたくさん出ました(5月12日撮影)

写真2 今日の作業の打合せです(5月12日撮影)

消費者も農作業ができる服装で、農作業には欠かせない小道具(草取り鎌等)を持ってきました。やる気が伝わってきます。

写真3 畑の水かけ作業(5月12日撮影)

写真4 ほうれん草とコマツナ、春菊の種まき(5月12日撮影)

耕した畑に溝を作り、種の芽が出やすいように水をやってから、種まきをしました。

グループ員は種のまき方のコツについて、説明すると共に、どんな肥料や農薬が必要なのか丁寧に説明しました。

写真5 トウモロコシと枝豆の苗の定植(5月12日撮影)

写真6 トウモロコシと枝豆の苗の定植(5月12日撮影)

写真7 ジャガイモはまたまた生長しました(5月22日撮影)

4月22日に植えたジャガイモと、5月12日に種まきをしたほうれん草、コマツナ、トウモロコシと枝豆の生育状況です。

写真8 ほうれん草です(5月22日撮影)

写真9 枝豆は大地に根が張ったようです(5月22日撮影)

写真10 トウモロコシも大地に根が張ったようです(5月22日撮影)

写真11 コマツナの芽です(5月22日撮影)

第3回 2回目畑の学校(6月2日開催)

写真1 トウモロコシと枝豆の土寄せ作業(6月2日撮影)

少しは鍬の使い方もなれてきたようです。

写真2 ジャガイモの除草と芽の間引き、土寄せ作業(6月2日撮影)

ジャガイモの芽欠きは、良い芋を作るために余分な芽を摘み取るものです。

写真3 ジャガイモの除草と芽の間引き、土寄せ作業(6月2日撮影)

写真4,5,6 サツマイモの定植作業(6月2日撮影)

「サツマイモの畝立て」「肥料散布」「水かけ」「定植」「マルチ」作業は強い風の中で作業をしました。マルチは保温と雑草対策のために掛けました。

写真7 作業終了後のお楽しみ会(6月2日撮影)

作業の感想や野菜の生育について改めて情報交換。農家の手作りのお菓子も振る舞われ賑やかです。

第4回 3回目畑の学校(6月22日開催)

写真1 畑の学校のほ場全景(6月22日撮影)

順調に生長しています。

写真2 遅い枝豆の種まき(6月22日撮影)

写真3 コマツナの収穫(6月22日撮影)

やはり収穫はうれしいもの、思わず微笑んでしまいます。

写真4 今回は子供も参加しました(6月22日撮影)

種まきは早く、虫を見つけるのも早かったです。

写真5 成長したサツマイモ(6月22日撮影)

写真6 春菊と春菊に似た雑草(6月22日撮影)

目が慣れないと間違ってしまいそうです。(左側→春菊、右側→雑草)

第5回 4回目畑の学校(7月26日開催)

写真1 サツマイモです(7月26日撮影)

3回目の畑の学校(6月22日)から1ヶ月経過しました。

写真2 草の中の枝豆です(7月26日撮影)

大きく生育していましたが、雑草も負けじと繁茂していました。

写真3 消費者は草を必死になって引き抜いています(7月26日撮影)

消費者は草取りを、生産者の生活研究グループ員は除草と生育を促すために手慣れた鍬を使って枝豆の土寄せを分業して作業しました。

写真4 グループ員は鍬でスイスイと土寄せ(7月26日撮影)

写真5 畑の中の虫探しに夢中です(7月26日撮影)

子どもたちも参加しました。

写真6 丸のままみそをつけて食べるのは初めて、オッイシ~(7月26日撮影)

あまり暑かった(30℃)ので、ちょっと一息。

グループ員が差し入れた冷やしたきゅうりにみそをつけて食べました。

写真7 枝豆もすっきりしてさぞかし気持ちよくなったと囁いているのでしょう(7月26日撮影)

作業開始してようやく畑はきれいになりました。

写真8 大きな芋がごろごろと(7月26日撮影)

ジャガイモの収穫です。

写真9 子どもたちが大活躍(7月26日撮影)

写真10 トウモロコシがカラスに食べられました(7月26日撮影)

鳥はおいしいところがわかるんです。

写真11 取れたての味はさすがです。ほっぺが落ちると子どもたちは大喜び(7月26日撮影)

さっそく、トウモロコシを収穫して畑で湯がいて、みんなで食べました。

写真12 ミズの漬け物です(7月26日撮影)

最後は楽しみの1つである交流会です。ミズの鮮度の見分け方や漬け方、ジャガイモの調理法などを学びました。

次回は、8月上旬に5回目の「畑の学校」を開催しますので、その状況をお届けします。

第6回 5回目の畑の学校(8月8日開催)

今回の作業はジャガイモと枝豆の収穫、トウモロコシのあとかたつけです。

当日は、28℃を超える暑さの中での作業になりましたが、参加した消費者の皆さんは収穫できる喜びの方が大きく作業に励むことができたとお話ししていました。

写真1(7月26日撮影)

前回はカラスに食べられたトウモロコシはわずかでした。

写真2(8月8日撮影)

今回はすっかりカラスに食べられました。さぞかしカラスは満腹で、幸せだったでしょう。

先回の畑の学校(7月26日)の時には、カラスに食べられたトウモロコシはわずかでしたが、今回はすっかり食べられ収穫ができなく、あとかたつけだけとなりました。

写真3(8月8日撮影)

1人でトウモロコシの根を抜き取ってもなかなか抜けません。

写真4(8月8日撮影)

2人で頑張ってようやく抜き取りました。

写真5 ジャガイモの掘り取りです(8月8日撮影)

シャベルで掘りましたが、なかなかシャベルが土にささらなく、「やはりコツがあるのですね」と消費者。

写真6 枝豆の収穫です(8月8日撮影)

なかなか簡単に枝豆の根は抜けません。

写真7 こんなに根がいっぱい付いていました(8月8日撮影)

写真8 夏休みで小学1年生の子どもも参加しました(8月8日撮影)

穫って良い枝豆と穫らなくて良い枝豆を選ぶのはむずかしかったようでした。

写真9 サツマイモの葉柄も食べられます(8月8日撮影)

手にしているのはサツマイモの蔓からでた葉柄を摘み取って葉を取り除いたものです。

写真10 夢中になって摘み取っています(8月8日撮影)

グループ員から調理法を聞き、早速摘み取りました。早速、今晩の食卓の一品に加えることにします。

次回は、9月中旬に開催する枝豆収穫と販売体験の状況をお届けします。収穫する枝豆は、6回目の「畑の学校」(6月22日)で種まきをしたものです。

第7回 6回目の畑の学校(9月13日開催)

今回の作業は、サツマイモ、枝豆(錦秋)、カボチャの収穫です。

当日は、27℃を超える暑さの中での作業でしたが、参加したみなさんは「収穫できる喜びの方が大きく、楽しく作業に励むことができた」と、話していました。

また、枝豆の収穫は今回で終了しました。

写真1 子どもも枝豆を運ぶお手伝い(9月13日撮影)

写真2,3 豆もぎ(9月13日撮影)

木陰で枝豆の湯がき方や料理の仕方等について話をしながら豆もぎをしました。

写真4,5 サツマイモの蔓(つる)の刈り取り(9月13日撮影)

蔓(つる)が複雑に絡まっているので、丸めながら蔓を切っていきました。

写真6 サツマイモはこんなふうになっていました(9月13日撮影)

写真7 初めての芋掘りに笑顔がこぼれます(9月13日撮影)

サツマイモの堀取りは土が硬くて大変でしたが、その分収穫の喜びは格別で、みんな真剣に、しかも楽しみながら収穫していました。

写真8,9 慎重に慎重に…(9月13日撮影)

サツマイモは傷をつけないよう、遺跡を掘るように慎重に掘ります。

写真10 親子で共同作業(9月13日撮影)

写真11 こんなに大きなサツマイモがとれたよ!(9月13日撮影)

写真12 収穫したサツマイモやカボチャ、枝豆を手に全員集合(9月13日撮影)

次回は9月中旬に、今回収穫したサツマイモと4回目の畑の学校で収穫したジャガイモの販売体験を開催します。

第8回 7回目の畑の学校(9月20日開催)

「鎮守の杜の朝市」は、能代市ふれあい朝市と能代市常盤ときめき隊等が、毎月第3土曜日に能代市柳町の鎮守八幡神社において開催している朝市です。

今回は、この「鎮守の杜の朝市」において、消費者のみなさんがジャガイモとサツマイモの販売体験をしました。知人も多かったせいか、サツマイモ20袋とジャガイモ10袋を30分で完売しました。

写真1 販売の心構えとは(9月20日撮影)

能代市生活研究グループの石川会長が、販売するときの心構えを伝授してくれました。

写真2 サツマイモとジャガイモの値段を検討中(9月20日撮影)

写真3 売るのって難しい…(9月20日撮影)

最初はなかなか買い物客に声を掛けられず、お隣の能代市生活研究グループ員の野菜の販売をお手伝いしている方もいました。

写真4 やっと売れた!(9月20日撮影)

買い物客に知り合いの方が見え、ようやく売ることができました。「家に帰ったらすぐにサツマイモを食べてね」と子どもにも声をかけます。

写真5 果敢にアタック(9月20日撮影)

徐々に、買い物客に声をかけれるようになりました。「私達が作ったサツマイモとジャガイモです。とってもオイシイですよ!」

写真6 記念撮影(9月20日撮影)

協力してくれた能代市生活研究グループの皆さんと一緒に、喜びいっぱいの笑顔で。

次回は10月中旬に、消費者と生活研究グループが「畑の学校」で収穫したジャガイモや枝豆、サツマイモ等を使った料理交換会を開催しますので、その状況をお届けします。

第9回 畑の学校 収穫感謝祭

写真1(10月22日撮影)

9月に収穫した美味しそうなサツマイモです。今回は「収穫感謝祭」を開催し、料理の技術やこれまでの活動について意見交換を行いました。

写真2(10月22日撮影)

みんなで収穫したサツマイモを使って『茶巾絞り』を作りました。料理を作る時も消費者と生産者がワイワイと「共同」「協働」です。

写真3(10月22日撮影)

互いに持ち寄った得意料理やアイデア料理の調理のポイントについて情報交換しました。持ち寄った料理は全部で17種類。サツマイモのサラダや芋ようかん、漬け物等々…中にはサプライズの酢漬けミョウガの天ぷらも!

写真4(10月22日撮影)

畑の学校についての意見交換会では、子ども連れで参加した若い消費者から「枝豆嫌いの子どもが、野菜作りに参加したことで、枝豆を好きになった」という喜びの声があがった他、「農家の人たちが暑さ寒さの中で農作業を頑張っていることを知り、野菜を粗末にしないようになった」という感想もありました。

写真5(10月22日撮影)

参加者全員で、はいポーズ!

取材協力:能代市 能代市生活研究グループ 畑の学校事業参加の一般消費者 さん

お問合せ先

お問合せ先秋田県山本地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興班
住所〒016-0815 秋田県能代市御指南町1番10号
電話番号0185-52-2161
FAX番号0185-54-8001

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