どぶろくができるまで
能代市桧山地区の野村良子さんは、家業の農業に従事する傍ら、平成16年から農家レストラン・民宿「星場台」を開業し、地域の特産品である「桧山そば」や稲刈り体験等の農作業体験の場を提供するグリーンツーリズム活動に精力的に取り組んでいます。
平成18年からは特区による酒造免許を取得し、自家製どぶろくで訪れる観光客をもてなす取組を始めました。3年目の今季は40aの田んぼに植え付けた「あきたこまち」で1升瓶で500本相当を仕込む予定です。
野村さんの自家製どぶろくができるまでを7回シリーズでお知らせします。
第1回 美味しい“どぶろく”造りの第一歩
どぶろく“能代里山”
今季のどぶろくは12月上旬に完成する予定です。
生産者の野村良子さん
田植えが終わった田んぼの様子 (6月16日撮影)
5月11日に田植え作業を終えました。
苗が風にそよぐ様子(6月16日撮影)
順調に生育しています。我が子の成長を見守るように、日々、田んぼを巡回し、水管理を行っています。秋の収穫が楽しみです。
第2回 出穂期を迎えました
出穂期を迎えた田んぼの様子(8月12日撮影)
田植えから3ヵ月が経ちました。
イネの花
イネの花は、晴天の場合は10時頃から14時頃まで、曇りや雨の場合は16時頃まで開花します。 開花は稲穂の先端から始まります。
全体が開花するまで1週間程度かかります。
イネの花(8月12日撮影)
第3回 実りの季節到来!稲刈り作業が始まりました
黄金色に色づいた田んぼ(9月21日撮影)
たわわに実った稲穂たち。思わず顔がほころんでしまいます。
稲刈りの様子(9月21日撮影)
コンバインで丁寧に刈り取っていきます。
第4回 赤どぶろくの仕込み
写真1(12月6日撮影)
これが酒母です。やさしいピンク色をしているのが分かるでしょうか?この酒母を使って仕込むことにより、ピンク色の「どぶろく」が出来上がります。
写真2(12月6日撮影)
丹誠込めて作ったあきたこまちを洗い、水分を含ませます。
写真3(12月6日撮影)
今回は、蒸した米を使った「どぶろく」と炊いた米を使った「どぶろく」の違いを調べることになりました。
写真4(12月6日撮影)
酒母、こうじ、白神山水を計量しながらタンクに入れていきます。
写真5(12月6日撮影)
酒母、こうじ、白神山水が入ったタンクに適温になった米を投入します。
写真6(12月6日撮影)
酒母、こうじ、白神山水が入ったタンクに適温になった米を投入します。
写真7(12月6日撮影)
温度が下がりすぎないよう、保温資材と毛布でくるみます。これから約2週間ほどかけて発酵させます。
第5回 赤どぶろくができました!
写真1(12月16日撮影)
「赤どぶろく」は、仕込みから1週間ほどで完成しました。
写真2(12月16日撮影)
きれいなピンク色に仕上がり、香りも甘く上品です。
写真3(12月16日撮影)
専用の道具(とんぼ尺)で「どぶろく」の量を量ります。
写真4(12月16日撮影)
重さを量りながら「どぶろく」を容器に詰めていきます。
写真5(12月16日撮影)
完成品です。白い「どぶろく」と並べるとお祝いの席でも喜ばれる紅白に。
写真6
器に盛るとより一層おいしそうです。
取材協力:能代市 野村良子さん
お問合せ先
お問合せ先 | 秋田県山本地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興チーム |
住所 | 〒016-0815 秋田県能代市御指南町1番10号 |
電話番号 | 0185-52-2161 |
FAX番号 | 0185-54-8001 |