ほおの葉まま
技術提供者:佐々木英子/由利本荘市
かつての田植えは、5月下旬から6月頃で、家族、親戚総出で行われました。農家はちょうどその頃に大きくなっている「朴の葉」にきなこごはんを包み、田植えの小昼におやつとして出しました。
重労働だった田植えを少しでも楽しくし、また体力を補う知恵でもありました。朴の葉の香りが疲れを癒し、食欲をそそります。
材料および分量(10個分)
うるち米 | 750g(5合) |
きなこ | 100g |
砂糖 | 100g |
黒砂糖 | 100g |
塩 | 少々 |
朴の葉 | 20枚 |
ワラ | 20本 |
作り方
- 米を普通に炊く。
- きなこに砂糖、黒砂糖、塩を入れて混ぜておく。
- 朴の葉を洗い、布巾で水気をとる。
- 朴の葉2枚を十字に置いて、2を敷き、その上に茶碗一杯分のご飯を置き、その上に又2をかける。
- きなこをまぶしたご飯を葉でくるんで、ワラで結ぶ。