林業 スマート技術

 再造林を進める中で、下刈りの労働力不足が課題となっており、県では、下刈りの省力化に向けて、自走式下刈り機械の導入を推進しています。
 自走式下刈り機械の導入を進めるため、県では、秋田市の先進的造林技術実践フィールドで、9月にデモンストレーションを実施しました。

実演1 神刈 RJ700A((株)アテックス) ~白神森林組合による実演~

 この機械はラジコンで操作します。
 電気とガソリンエンジンのハイブリット式で、草刈り中はエンジン駆動、移動中は電動駆動で稼働します。
 最大45度までの傾斜でも作業が可能で、小回りも利きます。

実演2 ハンマーナイフモア HRC804((株)やまびこ) ~(株)石川組による実演~

 この下刈り機は、人がハンドル操作で動かし、ハンマーナイフ式の刃で草を刈っていきます。
 (株)石川組では、この機械を使用した下刈りを前提に、地形条件の適した山を選定して植栽したり、機械が通れるような地拵え・植栽を行ったりと、工夫を凝らしています。

実演3 ハイドロマチック・モア TJM-01(筑波重工(株))

 最後に紹介するのは、筑波重工(株)が開発したラジコン操作式の下刈り機械です。  
 この機械は高い走破性が特徴で、皆伐後の枝葉が残った不安定な林内も走行可能です。
 車高を調整できるので、切り株をまたいで走行することも可能です。
 また、パワーもあるので、生い茂ったササ地等の刈払いにも対応できます。

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