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JA秋田しんせい「小ギク」特集(由利地域)
目次
(1)小ギクとは
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小ギクはキク科キク属に分類される切り花で、小輪の花を多数咲かせることが特徴です。仏花需要が高く、お盆や秋彼岸などの供花として広く利用されています。花色は、赤・白・黄・桃など豊富で、品種ごとに開花時期や見た目が異なるため、需要期に合わせた計画的な栽培が行われています。
(2)産地の概要

由利地域は県南西部に位置し、南に鳥海山、西に日本海を有する自然豊かな地域です。この特色ある気候風土を活かし、沿岸部から中山間地域まで、多種多様な花き生産が行われています。
中でもにかほ市中三地地区においては、JA秋田しんせいが園芸メガ団地整備事業を活用し、露地小ギクの生産基盤等を整備するなど、産地育成に力を入れています。
令和7年度の同JAにおける小ギク販売実績は約173万本に上り、県内屈指の出荷量となっています。
| 産地 | JA秋田しんせい(由利本荘市・にかほ市) |
| 主な収穫時期と品種 | お盆:紅天下(赤)・小雨(白)・このみ(黄)・精こうめ(赤)・精はぎの(黄) 秋彼岸:松子(白)・精友わらい(紅桃)・精なりまさ(白)・精きんたか(黄) |
(3)栽培の様子
1.挿し芽

挿し芽は定植予定日から逆算して14~20日前に行います。発根を促すため地温は15℃を確保し、活着するまで7日間程度は黒寒冷紗をかけて遮光し、湿度を高めます。挿し芽後10日程度で発根が確認されたら換気を行い、露地の環境に慣らします。
2.定植

雑草抑制と地温確保のため、黒マルチを使用します。低温が続く際には無理に作業を進めず、好天を待ってから定植します。定植は1本1本手作業で行い、10a(1,000㎡)あたり約1,000本の苗を植えます。
定植機も普及していますが、由利地域では手作業による定植が主流となっています。
3.摘心

定植から10日頃に活着を確認したら、速やかに摘心を行います。摘心とは、主枝の生長点を切り、側枝に栄養が行くようにすることです。
側枝が生長すると、やがて蕾をつけます。摘心により分枝数が増えることで、たくさんの花を咲かせることができます。
4.整枝

草丈が20cm程度に伸長した時点で、整枝を行います。整枝は生育の揃った側枝3~4本を残し、細い枝や太すぎる枝は取り除きます。
草丈が30cm以上になったら、下葉を欠き通風を図ります。下葉を欠くことで、さび病やハダニの発生を抑えることができます。
(4)収穫・出荷の様子
1.収穫

頂部の3~4輪が半開した頃が収穫適期となります。収穫は朝夕の涼しい時間帯に行います。手で折り取るか、キク切り鎌・ハサミ等を用いて収穫します。
小ギクは暑い日が続くと開花遅延を起こすため、需要期を見据えた計画的な収穫がとても重要です。
2.調整・箱詰め

切り口から15cm程度の下葉と余分な側枝を取り除き、輪ゴムやナイロン紐等で10本1束に結束します。葉が濡れていると、出荷時の葉汚れや傷みの原因となるので、よく乾かします。1箱ずつ手作業で、丁寧に梱包しています。
3.出荷

由利本荘市鳥海地区にあるJA秋田しんせい花卉集出荷施設から、県内外へと出荷されます。施設内には予冷設備が整っており、鮮度を保持した状態で輸送することで、高品質な花を出荷しています。
(5)生産者から一言

JA秋田しんせい園芸メガ団地で小ギクを栽培している齋藤大樹氏は、「品質のよい小ギクを全国に届けられるよう頑張りたい」と意気込みを語ってくださいました。
県内有数の小ギク産地として、生産者と関係機関が一丸となり、更なる生産振興に励んでまいります!
お問合せ
| お問合せ先 | 秋田県由利地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興チーム |
| 住所 | 〒015-8515 秋田県由利本荘市水林366番地 |
| 電話番号 | 0184-22-7551 |
| FAX番号 | 0184-22-6974 |