「果樹開花日予測システム」と「水稲生育予測システム」を紹介します！

技術 2024年07月02日

県では、これまでの公設試験場等の研究成果をもとに、秋田県立大学システム科学技術部経営システム工学科協調・分散データマネジメント研究室のご協力で「果樹開花日予測システム」「水稲生育予測システム」を作成しましたので、ぜひご活用ください。

（１）果樹開花日予測システム

果樹開花日予測システムは、りんご「ふじ」、おうとう「佐藤錦」の発芽日と開花日を予測するシステムです。

果樹では積算気温から発芽や開花の予測が可能なことから、最新のアメダスデータを活用し、りんご「ふじ」で10地点（鹿角、大舘、鷹巣、能代、秋田、大正寺、本荘、大曲、横手、湯沢）、おうとう「佐藤錦」で２地点（横手、湯沢）の生育予測を行っています。

発芽日・開花日を予測することで適期管理作業の計画が立てやすくなり、高品質な果実の安定生産につなげることができます。

水稲（あきたこまち）生育予測システムは、栽培地域ごとの幼穂形成期と出穂期を予測するシステムです。

県では、水稲「あきたこまち」の苗の違いや田植日から幼穂形成期と出穂期を予測するモデル式を策定しており、最新のアメダスデータを活用し、12地点（鹿角、大舘、鷹巣、能代、大潟、秋田、大正寺、本荘、大曲、角館、横手、湯沢）の生育予測を行っています。

幼穂形成期・出穂期の予測により、追肥の判断や草刈り時期等の計画が立てやすくなり、高品質・良食味米の安定生産につなげることができます。