
「シクラメン」特集(秋田地域)
目次
(1)「シクラメン」とは

シクラメンは、冬の室内を彩る鉢花として古くから愛されています。サクラソウ科の植物で、和名は「カガリビバナ(篝火花)」。花びらが上に反り返る独特の姿が特徴的で、赤、ピンク、白、紫など花色が非常に豊富です。葉はハート型で、銀色の模様(斑)が入るものも多く、花がない時期でも楽しめます。
近年は品種改良が進み、八重咲きやフリンジ咲き、香りのある品種なども登場し、ますます多様化しています。
本記事では秋田県のシクラメンについてご紹介します!
(2)産地の概要
JAあきた湖東管内は、全国でもトップレベルの品質を誇るシクラメン産地です。その実力は「第38回全国花き品評会(2024年度)」でも証明され、佐藤壮真さん(潟上市)が出品した「ヨハンシュトラウス」が最高賞である農林水産大臣賞を受賞しました。
生産者の方々は、水管理や温度管理、施肥(肥料やり)を徹底し、丹精込めて高品質な鉢花を育て上げています。管内にある「ブルーメッセあきた」で11月中旬から開催されるシクラメンフェアも人気です。ご興味があれば、ぜひお越しください!
| 産地 | JAあきた湖東(井川町) |
| 主な品種・出荷時期 | ヨハンシュトラウス・11月上旬 リップピンク・11月上旬 ハイブリッジレッド・11月上旬 ミニシクラメン・10月下旬 |
主な品種
ヨハンシュトラウス

古くからある赤系の代表的な品種です。不動の人気があります。
リップピンク

ピンクの花に縁取りが白く抜ける2色咲きがきれいな品種です。
ハイブリッジ・レッド

暑さに強く、作りやすい品種です。大輪丸弁でフラットな花弁を持ちます。
(3)栽培の様子
シクラメンは商品になるまで、約1年の期間を要します。前年12月に種をまき、発芽して少し経ったら鉢に植え替えます。生育段階に合わせて鉢を大きくするため、植え替えの際には多くの労力が必要になります。また、年間を通して最適な環境を維持しなければならず、繊細な管理が求められます。このように、生産者の努力が商品となり、皆さんのもとに届いているのです。
栽培管理

生育に合わせて、3号鉢→5号鉢→6号鉢と植え替えます。水不足にならないよう注意し、夏場は必要に応じて遮光を行います。施肥は液肥を中心に追肥します。
葉組み

シクラメン栽培で最も重要かつ手間のかかる作業の一つが「葉組み(はぐみ)」です。シクラメンの蕾は株の中心部に集まりますが、そのままでは葉の陰になって日光が当たりません。そのため、葉を手作業で外側にずらし、リングをかけ、株の中心部に光が当たるように整えます。
(4)出荷の様子
出荷準備

出荷前に花姿を整えたり、札をつけるなど調整作業を行います。この作業によって、シクラメンの美しさに更に磨きがかかります。
シクラメンフェアの様子

11/15(土)~11/24(月)までブルーメッセあきた(潟上市)にてシクラメンフェアが開催され、今年も多くのシクラメンが出品されました。来場した方はそれぞれ思い思いのシクラメンを手にしていました。来年も開催されますので、ぜひご来場ください!
(5)生産者から一言 佐藤園芸 佐藤壮真さんより

皆様の冬の暮らしに彩りを添えられるよう、一鉢一鉢に愛情を込めてシクラメンを育てています。シクラメンは非常にデリケートで、特に夏の暑さを乗り越えさせることや、日々の水やり、温度管理には細心の注意を払っています。1年間手間ひまかけて育てた花が、皆様のご家庭で長くきれいに咲き続けてくれることが、私たち生産者にとって何よりの喜びです。ぜひお気に入りの一鉢を見つけて、冬の間楽しんでください!
お問い合わせ
| お問合せ先 | 秋田県秋田地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興チーム |
| 住所 | 〒010-0951 秋田県秋田市山王四丁目1番2号 |
| 電話番号 | 018-860-3371 |
| FAX番号 | 018-860-3363 |