技術提供者:成田リヨ/鹿角市

鹿角地方では古くからあんずの梅干しが作られていました。

その梅干しをしそで巻き、鹿角名物になった甘いお茶請けです。

材料および分量

あんず

あんず5kg
750g
砂糖1.5kg

しそ

しその葉300gくらい(50枚くらいを1束にする)
150g

※下漬けしたあんずは、1週間くらいで水が上がるので、その頃に準備する。

作り方

  1. あんずを一晩水につけて、あく抜きをする。
  2. 1の水切りしたあんずを桶などの容器に入れ、分量の塩をまぶして下漬けする。1週間位で水が上がってくるが、この間、塩を均等にするため時々かき混ぜておく。
  3. しその葉は、分量の塩をまぶして、手で押しつけるようにしっかりともんで、黒い汁を捨て、あく抜きする。水の上がった杏を一時容器から取り出し、残った汁にあく抜きしたしその葉を入れて色出しをしてから、あんずを汁に戻して再度つけ込む。
  4. 3の下漬けしたあんずを晴天の日に割って種を取り、すだれ等に広げて1日天日で干す。
  5. 夕方、干したあんず、砂糖、シソの葉を交互に重ねて半月位味をなじませる。
  6. 砂糖が溶けて、漬け汁も多くなったら、ダシ箱等に広げて再び天日で干す。これを2~3回繰り返す。
  7. 可能であれば、夜干しも行う。あんずは半分にして、一枚の葉で丁寧に巻いて、容器に重ねて保存する。

調理のコツ

  • 常に清潔を心がけ、網等をかけて、ほこりや虫等に気を付ける。
  • しその葉は、大葉を50枚束ねて、多めに漬け込んでおくと、おにぎり、餅等にも利用できる。

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