馬かやき
技術提供者:若松シゲ子/北秋田市(森吉地区)
北秋田地域は馬肉をよく食べる地域で、お祭りやご祝儀の宴には馬かやきや煮つけが出されます。
この地域は、阿仁銅山なの鉱山地帯で、そこで働く抗員たちが抗内労働からおきる「よろけ病(珪肺)」等の予防と称して馬肉を食べていたようです。
四つ足の動物を食べることを嫌ったため「馬」とは言わず「ナンコウ(南向)なべ」と言ったと伝えられています。「義経なべ」という異名もあります。
材料および分量
馬肉(スライス) | 500g |
ゴボウ | 1/2本 |
突きこんにゃく | 1袋 |
酒 | 150cc |
味噌 | 50g |
醤油 | 大さじ2杯 |
作り方
- 馬肉を5cm幅に切って水から中火で煮る。煮立ったらアクを取る。
- ゴボウを乱切りにして塩水に浸しておく。突きこんにゃくはあらかじめ火にかけ空いりしておく。
- 1の肉が軟らかくなったら、2)を加え、酒で炒り煮する。水はできるだけ入れない。
- 3にこんにゃくを入れ、醤油、味噌で味を調える。
調理のコツ
- 調味に味噌を加えると馬肉にやわらかみが出て、色も良く仕上がる。
- 濃いめの味に仕上げる。
- 好みで大根やネギを加える。