鹿角市 農業 小坂町

目次

(1)「ばれいしょ」とは

「ばれいしょ」とは「じゃがいも」のことを指します。漢字で「馬鈴薯」と書きます。この呼び名は中国から伝わったとされますが、馬につける鈴に形が似ていたから、と言われています。

大面積に対して比較的少ない労働力と労働時間で栽培可能な品目として、さらなる取組拡大に向け生産者と市町、県が一丸となって奮闘しています!

(2)産地の概要

秋田県の北東部に位置する鹿角地域では、冷涼な気候を活かして「ばれいしょ」の産地化に取り組んでいます。大産地である北海道の収穫時期より早い8月から収穫を開始できるのが鹿角地域の強みとなっています。

新たな産地開拓を進めていた大手菓子メーカーへの出荷を目指して、平成30年度から小坂町で試験栽培を開始。試験栽培開始から3年目となる令和2年度には大手菓子メーカーとの取引が実現!栽培面積は徐々に拡大しており、現在は鹿角市でも栽培が行われています。

大手菓子メーカーへの出荷のほか、県内の市場や地域の実需者(食品製造業者等)への出荷にも対応するため、複数の品種を組み合わせて栽培に取り組んでいます。

(3)栽培の様子

ばれいしょの栽培スケジュール

排水対策について

ばれいしょは水はけのよいほ場での栽培が適しており、排水対策は必須作業です。

排水対策を怠ると、植付後の種いもや収穫前のいもが地中で腐ってしまうだけでなく、収穫後のいもも腐りやすくなってしまうこともあります。排水対策は最も重要な作業といえます。

排水対策は大まかに分類すると「地下排水」と「表面排水」の2つの対策があり、「地下排水」は地下部(地上からおよそ30~50cm深)に亀裂やトンネル状の構造を施工することで水の通り道をつくり、ほ場全体の水はけを良くします。一方で「表面排水」は、降雨後に畝間に溜まった水をほ場外へすみやかに流すための水路や堀のような構造を施工し、ほ場内に水が長時間溜まるのを防ぎます。

植付について

4月下旬頃からトラクターに装着するばれいしょ専用の機械を用いて植付が行われます。

この機械は、種いもの植付と肥料散布、畝立てといった複数の作業を同時に行うことができるようになっています。

生育経過

芽が出たあとはすくすくと育ち、やがてきれいな白い花を咲かせます。

雑草対策について

規格にあったより良いいもにするため、雑草対策も必要です。地上部が育つまでの間、雑草が繁茂してしまうと、雑草に栄養分が奪われてしまい、地下部のいもが大きくなれないことがあります。

そのため、畝間を浅く耕し、雑草を小さいうちに埋めてしまうことで、雑草の繁茂を防ぎます。この時、ばれいしょの株元への土寄せも行われることで、地上部の倒伏を防ぎつつ、地下部が露出しづらくなるため、品質の良い大きないもの収穫が見込めるようになります。

雑草対策が適切に行われたほ場では、畝間がばれいしょの葉で見えなくなるほど地上部が大きく元気に育ちます。

(4)収穫・出荷の様子

収穫前の試し掘りについて

生育が順調に進み、収穫を間近に控えた7月には、試し掘りをほ場ごとに実施しています。

株ごとにいもの個数や重さのほか、専用の機器を用いて大手菓子メーカーの出荷基準を満たしているかどうかを測定しています。

収穫について

植付から約3か月後の8月上旬から収穫を開始します。トラクターに装着するばれいしょ専用の機械で収穫作業が行われます。

この機械は地中からいもを掘り上げるのと同時に、機械の上に乗り込んで簡易的な選別(土の塊などを取り除く)ができるようになっています。

調製について

収穫されたいもは調製施設に運ばれた後、傷や病気、害虫の被害があるものを取り除くための、より精度の高い選別作業が行われます。

出荷先によって、いもの重さを一つ一つ測定し、規格ごとに箱詰めが行われます。

鉄コンテナによる省力的な出荷体系

大手菓子メーカー向けに収穫されたいもは、出荷されるまで鉄コンテナで保管されます。

出荷時は大型トラックに積み込まれ、東北道を経由してメーカーの工場まで運ばれていきます。

鹿角地域「ばれいしょ」の今後の躍進にご期待ください!

お問合せ先

お問合せ先秋田県鹿角地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興チーム
住所〒018-5201 秋田県鹿角市花輪字六月田1番地
電話番号0186-23-2123
FAX番号0186-23-7069

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