無人トラクタとの協調作業による
牧草・とうもろこしの省力生産技術

  農業者の高齢化や担い手の減少に伴う労働力不足が顕在化するなど、農業を取り巻く状況は厳しさを増しています。
  県では、課題解決の有効な手段の一つとして、ロボット、AI、IoTなど先端技術を活用した「スマート農業」の導入を推進しています。
 こうした取組の一環として、県畜産試験場では、ロボットトラクターを用いた協調作業により、1人で2台のトラクターを操作し、牧草の刈取・反転等の作業実証を行いました。
  実証の様子を紹介する動画をYouTubeで公開していますので、是非ご覧ください!


動画で取り上げた実証の概要を紹介します!

自動運転のための設定作業





 まずは、ロボットトラクターを自動運転させるための設定を行います。
 ほ場、作業機等の情報をタブレット端末に入力し、その後、走行経路を作成します。

刈取作業の実証




 作業を開始すると、ロボットトラクターは、設定した経路のとおり刈り取りを進めていきます。
 作業中の操作は不要で、旋回や作業機昇降も自動で行い、完全無人運転で作業が進んでいきます。
 RTKと呼ばれる方法で精度の高い位置情報を取得しており、cm単位の精度で作業が可能です。

 刈取・反転以外にも複数の機械が同時に別々の作業を自動で行う協調作業が可能です。
 写真は、ライムソワーとロータリーの協調作業の様子で、施肥と耕起を同時に進めることで、作業時間を大幅に短縮できます。
 動画の中では、播種機とローラーの協調作業も紹介しています。

RTKとは??
 「Real Time Kinematic」の略称。
 「相対測位」と呼ばれる位置情報測定方法のこと。
 2つの受信機を使用して衛星信号のズレを補正し、精度の高い位置情報が得られる。
 


耕うん作業後の状況

 写真は、ロボットトラクターを用いてロータリー耕を行った後の状況です。
 作業ムラやズレが無く、非常にきれいな仕上がりになっています。
 ロボットトラクターの活用により、1人で2台の農機を操作できるため、1人当たりの作業面積の拡大が期待されます。

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