小さな産地から大きく花咲け
〜大館ダリア〜

県北:北秋田地域
(大館市)


北秋田地域
 県では、ダリアの生産拡大を図るため、秋田市雄和にある秋田国際ダリア園と連携して育成した県オリジナル品種「NAMAHAGEダリア」を中心に、生産から販売に至るまで、総合的に支援しており、栽培面積(H29)は全国1位となっています。
 大館市では、平成23年に3戸の農家によって栽培が始まり、令和元年には10戸まで増え、約8万本の出荷が行われています。産地としては小規模ですが、若手生産者が増えるなど、とても活気があります。
 ここでは、定植から収穫・出荷、翌年に向けた作業まで、高品質なダリアを提供するための作業の様子をお届けします!

第2回 高品質なダリアをお届けするために

◎大切な作業「摘蕾」

大切な作業「摘蕾」
 ダリアは、一つの枝に蕾(つぼみ)が3つ付きます(写真左側)。しかし、このままでは、栄養が3つの蕾に分散されてしまい、大きな花を咲かせることができません。
 そこで、大きく美しい花を一つだけ咲かせるため、中心の大きな蕾を残して両脇の蕾を取り除く「摘蕾(てきらい)」という作業を行います。

◎暑さ対策「刈込み栽培」

暑さ対策「刈込み栽培」
 ダリアは、暑さに弱く、気温が高い時期には、品種本来のきれいな花が咲かないことがあります。そのため、夏場の開花を避け、秋の涼しい季節まで開花期を遅らせる「刈込み栽培」を行います。
 これは、夏に伸びた茎を一度切り落とし(写真の矢印部分)、切り落とした茎の下の節から出た茎を伸ばして、秋に花を咲かせる技術です。

◎害虫防除も確実に@

害虫防除も確実に@
 写真中央の黒い虫が、ダリアにとって害虫となる「アザミウマ」です。
 大きさは1〜2mmと、とても小さなものですが、花びらを食べたり、病気を運んできたりする恐ろしい害虫です。
 生産者は、農薬散布だけでなく、アザミウマが発生しにくい環境づくりを徹底することで、アザミウマを寄せ付けないように努力しています。


◎害虫防除も確実にA

害虫防除も確実にA
 写真中央の「オオタバコガ」は蕾や花、葉などを食べてしまう害虫です。
 1匹のメスの成虫から約2,000個もの卵が産まれ、さらに、食欲が旺盛で、幼虫一匹の食害量も多いので、放置すると大きな被害をもたらします。
 幼虫は、花びらの奥に隠れていることもあるため、出荷するときには生産者が厳しく目を光らせて、オオタバコガの幼虫がいないか、入念に確認します。





取材協力:JAあきた北 花き部会ダリア専門会
◇記事編集◇

秋田県北秋田地域振興局 農林部 農業振興普及課 企画・振興班 佐々木裕太
担い手・経営班 有吉一樹
〒018-3393 秋田県北秋田市鷹巣字東中岱76-1
TEL:0186-62-3950
FAX:0186-63-0705

◇ページ管理◇

秋田県農林水産部 農林政策課 企画・広報班 長井拓生
〒010-8570 秋田県秋田市山王四丁目1−1
TEL:018-860-1723
FAX:018-860-3842