能代・山本地域のアスパラガス

県北:山本地域
(能代市、三種町、八峰町、藤里町)
山本地域
 能代・山本地域では、降雪が少ない気象条件を生かして、冬期間にアスパラガスを収穫する促成栽培に取り組んでいます。
 通常は、露地の畑に植えられたものを、毎年5月から収穫しますが、この栽培方法では、春から秋にかけて畑で養成した根株を掘り上げ、ビニールハウスの中に作った温床に伏せ込み、加温して12〜3月に収穫します。
この時期のアスパラガスは、柔らかくて甘みが強いのが特長で、当地域が全県でトップの産地になっています。
 ここでは、促成アスパラガスの育苗から収穫までの状況やおすすめのレシピなどについてお伝えします。

第2回 促成アスパラガスの伏せ込み作業

◎まずは株を掘り上げます

まずは株を掘り上げます
 収穫を終え、茎葉が刈り取られたアスパラガスは、11月中旬頃から伏せ込み作業が始まります。
 まずは、機械を使って根株を地中から掘り上げます。
 厳しい冷え込みの中、作業が進められます。

◎掘り上げた根株は・・・

掘り上げた根株は・・・
 掘り上げた根株は、互いに絡み合っているため、手作業でほどいてから、伏せ込みを行うハウスへ移動します。
 この作業は、株数も多く、手間のかかるものであるため、なかなかの重労働になります。





◎低温にあてて、休眠打破

低温にあてて、休眠打破
 掘り上げたアスパラガスは、すぐに伏せ込みはせず、屋外でブルーシートを被せて10日〜2週間ほど保管し、休眠打破します。
 ここでしっかりと低温にあてることで、伏せ込み後の萌芽が旺盛になり、高収量につながります。
●休眠打破(きゅうみんだは)とは
 休眠期に入っている植物が、特定の刺激を受けて活動状態になること。
 アスパラガスは、秋の低温によって休眠期に入り、加温等によっても萌芽が抑制される状態になりますが、低温に一定期間当てることなどにより、休眠が打破され、生育に適した温度になると萌芽が旺盛に始まります。





◎伏せ込み床の準備

7月上旬(株養成期A)
 休眠打破のための低温処理をしている間に、ビニールハウス内に伏せ込み床を準備します。
 木の板で枠を作り、籾殻を敷き、その上に、加温するための温湯用パイプを設置します。




◎伏せ込み作業

9月(株養成期)
 十分に低温に当てた根株を、伏せ込み床に隙間なく並べていきます。
 その後、上からビニールのトンネルで覆い、少しずつ加温して萌芽を待ちます。
 今回取材したハウスでは、収穫作業が年明けから行われる見込みですが、山本地域では促成アスパラガスの出荷が既に始まっています。
 年末年始、食卓の彩りに、山本地域産のアスパラガスはいかがでしょうか!



取材協力:能代市内アスパラガス生産者
◇記事編集◇

秋田県山本地域振興局 農林部 農業振興普及課 担い手・経営班 本間 和樹
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