ICTを活用した先端農業機械によるスマート農業一貫体系

大規模土地利用型法人
(品目:水稲・大豆)
仙北地域
 農業者の高齢化や担い手の減少に伴う労働力不足が顕在化するなど、農業を取り巻く状況は厳しさを増しています。県では、こうした問題を克服するための有効な手段の一つとして、スマート農業の導入を進めており、水稲・大豆のブロックローテーションに取り組む大規模土地利用型農業法人において、今年度から2年間の実証試験を開始しました。
 この実証では、GPS(衛星利用測位システム)を活用した直進アシスト機能付きの田植機やトラクター、収穫しながら収量を測定できるコンバイン、ドローンでの撮影とリモートセンシングによる生育量測定技術等を活用して、作業の効率化を図りつつ、収量の最大化を目指しています。今後、実証を通じて、新技術の導入効果の検証と経営評価を行い、生産現場への普及を図っていくことにしています。
 ここでは、田植えから収穫までのスマート農業一貫体系について、動画を交えながら情報提供します!
 ※本実証課題は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」(実施主体:農研機構)の支援により実施しています。




第7回 スマート機能を搭載した
          汎用コンバインでの稲刈り作業

◎作業機械を紹介します

作業機械を紹介します
 スマート機能を搭載した汎用(普通型)コンバインで稲刈りを行い、 作業効率の向上効果を検証しました。

<搭載されたスマート機能>
@ GPSと基準局からの補正情報を
 活用した、有人での自動走行。
 (「第2回 自動操舵システムを使用
 した高速精密耕起作業」を参照)。
A 収量・食味計測機能:刈り取りなが
 ら、コンバインで収量や玄米タンパク
 質含有率、籾水分を計測。
B 栽培管理システムと連動し、推定
 収量等をマップ化。


《汎用コンバインでの稲刈り》
 汎用コンバインの走行速度は自脱型に及びませんが、刈り幅が広いため、1haほ場での作業時間は5条自脱型コンバインと同程度(2〜3時間)でした。  



作業機械を紹介します2

◎脱穀後の籾

脱穀後の籾
 刈り取りロスも少なく、しっかりと脱穀されています。

 大豆等の畑作物と水稲の刈り取り作業を一台の汎用コンバインで行うことで、機械にかかるコストの削減にもつながります。

 




◎推定収量マップ

作業機械を紹介します
 収量・食味計測機能で得られたほ場内の収量や玄米タンパク質含有率の情報は、栽培管理システムに反映され、収量等の分布を画面上のマップで確認することができます。
 ほ場全体の収量だけでなく、ほ場内の収量のバラツキも見える化されるので、翌年の施肥設計の改善等に活用できます。


 


◎作業の動画はこちら



取材協力:農事組合法人 たねっこ
◇記事編集◇

秋田県 農林水産部 水田総合利用課 農産・複合推進班 進藤 勇人
〒015-8515 秋田県秋田市山王4丁目1−1
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FAX:018-860-3898

◇ページ管理◇

秋田県 農林水産部 農林政策課 企画・広報班 長井 拓生
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