花きスマート農業技術実証

大規模花き経営体
(品目:キク)
秋田地域
 小ギクの生産現場では、大規模化に向けた効率的な生産体系の確立が課題となっています。こうした課題に対し、県では、需要期の安定出荷と作業の省力化を図るため、スマート農業の導入を進めることにしており、今年度から2年間、男鹿・潟上地区園芸メガ団地において実証試験を実施します。
 ここでは、ほ場づくりから収穫・調整までのスマート農業一貫体系について、動画を交えながら情報提供します!


 ※本実証課題は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:花B01、課題名:先端技術の導入による計画的安定出荷に対応した露地小ギク大規模生産体系の実証)」(実施主体:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)の支援により実施しています。




第5回 収穫機による収穫作業を行いました

◎収穫作業が行われています

収穫作業が行われています
 男鹿・潟上地区園芸メガ団地では、彼岸向け品種の収穫作業が行われています。
 写真は、手作業での収穫の様子です。キクは通常、同じ管理をしていても、花ごとに開花の程度が異なるため、人の目で1本ずつ見極めながら収穫作業が行われます。
 手作業での収穫は、多大な労力と時間を要するため、出荷適期における生産量が制約され、このことが、規模拡大を制限する要因の一つとなっています。



◎露地電照ほ場の開花状況

露地電照ほ場の開花状況
 露地電照なしほ場(左)では、開花にばらつきがあり、黄色と緑の蕾が混在しています。これに対し、露地電照を行ったほ場(右)では、開花の程度が均一で、収穫機による一斉収穫が可能な状態になっています。
(機械での一斉収穫を行うためには、雑草等が無いきれいなほ場であることなど、様々な条件があります。)


◎小菊収穫機

小菊収穫機
 こちらが実証試験に使用した「小菊収穫機」です。
 写真左手前方向に進みながら、横に並ぶ2つの逆V字部分で2条同時に刈り取ります(詳しくは下部の埋め込み動画を参照)。


◎一斉収穫中です

◎一斉収穫中です
 コンバインでの稲刈りのように、小ギクが次々に刈り取られていきます。
 また、キクが倒れないように設置しているフラワーネットは、通常は収穫後に別作業で回収しますが、機械による刈り取りでは、上部に設置されたロールに巻き取られます(写真右上)。
 この作業が機械化されることも、生産者にとっては大きな負担軽減につながります。

◎刈り取られたキクは・・・@

◎刈り取られたキクは
 刈り取られたキクは、後方の荷受け台に溜まっていき、一定量になると専用の収穫布で巻かれ、後ろを走る台車(写真左側)に載せられます。
 

◎刈り取られたキクは・・・A

◎刈り取られたキクは
 台車に積まれたキクは、ほ場からまとめて搬出することができます。
 キクを搬出し、途中で取り外した支柱を回収すれば、収穫作業は終了です。

◎あっという間に作業は終了

あっという間に作業は終了
 長さ約20mの畝では、10分程度で収穫することができ、生産者や見学者からは驚きの声が多く聞かれました。損傷や、開花のずれによる出荷ロスはほとんど見られませんでした。

◎作業の動画はこちら






取材協力:男鹿・潟上地区園芸メガ団地利用組合
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