花きスマート農業技術実証

大規模花き経営体
(品目:キク)
秋田地域
 小ギクの生産現場では、大規模化に向けた効率的な生産体系の確立が課題となっています。こうした課題に対し、県では、需要期の安定出荷と作業の省力化を図るため、スマート農業の導入を進めることにしており、今年度から2年間、男鹿・潟上地区園芸メガ団地において実証試験を実施します。
 ここでは、ほ場づくりから収穫・調整までのスマート農業一貫体系について、動画を交えながら情報提供します!


 ※本実証課題は、農林水産省「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(課題番号:花B01、課題名:先端技術の導入による計画的安定出荷に対応した露地小ギク大規模生産体系の実証)」(実施主体:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)の支援により実施しています。




第4回 日持ち試験を行いました
    (鮮度保持技術の実証)

◎露地電照ほ場の経過

露地電照ほ場
 露地電照を実施したほ場の収穫前の様子です(作業の内容は「第2回 電照操作による開花調節」を参照)。
 露地電照をしなかったほ場では、好天の影響もあり、開花が計画より早まりましたが、露地電照を行ったほ場では、開花を調節できたことにより、需要期に合わせた計画どおりの出荷につながりました。



◎鮮度保持技術の実証@

鮮度保持技術実証@
 暑い時期の出荷では、市場までの輸送中に葉の黄化や萎れ(しおれ)が発生し、販売できなくなることがあり、これを出荷ロスと言います。
 キクの鮮度を保持し、出荷ロスを減らすための処理方法について、メーカー等と協力し、実証試験を行いました。
 写真は、試験に使用するサンプルを選んでいる作業の様子です。


◎鮮度保持技術の実証A

鮮度保持技術の実証A
 実証試験は、キクの体内で作られる老化物質の発生を抑える効果がある「STS剤」を吸収させた場合と、通常どおり水のみを吸収させた場合で比較を行いました。
 写真の手前で試験前のサンプルの重さを測定し、後方でSTS剤を処理している様子です。


◎鮮度保持技術の実証B

◎鮮度保持技術の実証B
 今回は、処理剤の有無に加え、箱詰め時の包装資材の有無による保管後の鮮度の違いについても検証しました。
 写真のようにビニール製の包装資材でキクを包むことで、湿度を保持することができます。
 市場到着後、サンプルを回収し、キクの鮮度状態を調査しました。

◎鮮度保持技術の実証C

鮮度保持技術の実証C
 品種や処理剤の有無、包装資材の有無など様々な条件を変えたサンプルが並んでいます。
 鮮度評価は、花や葉の状態を確認し、5段階にランク分けする方法で行います。
 今後、評価結果を分析し、最適な鮮度保持技術の確立を目指します。

〈次回予告〉

 第5回では、「機械によるキクの収穫実演会」の様子を掲載します。
 キクの収穫は、通常手作業により行われますが、露地電照での開花調節(第2回で紹介)により開花期が揃えられたことで、機械で一斉に刈り取ることができます。
 機械による収穫の様子を、動画を交えながら紹介します!

取材協力:男鹿・潟上地区園芸メガ団地利用組合
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秋田県 農林水産部 園芸振興課 果樹・花き班 高橋 宏彰
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